EDGE CMS を選ぶ理由
従来のCMSやヘッドレス構成との仕組みの違いから、費用の考え方、そして「この製品が向かないケース」まで。 EDGE CMS が選ばれる理由と、導入前に知っておくべきすべての情報をまとめました。
3つの配信手法を比較する
Webサイトの配信方式には大きく分けて「従来型CMS」「ヘッドレスCMS+静的生成」、そして EDGE CMS が採用する「エッジ組み立て型」の3つがあります。それぞれの長所と短所を比較しました。
比較軸 | 従来型の CMS(WordPress 等) | ヘッドレス CMS + 静的生成 | EDGE CMS |
|---|---|---|---|
サーバーの保守 | × 必要 OS・言語・データベースの更新作業や障害対応が継続発生 | ◎ 不要 配信サーバーを持たないため、サーバー保守が不要 | ◎ 不要 Cloudflare上で動くため、保守が必要なサーバーは0台 |
表示速度 | △ 環境依存 サーバー性能やプラグインの構成によって速度が変化 | ◎ 速い あらかじめ作成済みの HTML を返すため表示が速い | ◎ 速い ネットワーク拠点から高速返却(実測中央値 70ms) |
公開の反映 | ◎ 即座 管理画面で保存後、すぐに公開サイトへ反映 | △ タイムラグあり 公開のたびにサイト全体の作り直し(ビルド待ち)が発生 | ◎ 即座 書き込んだ瞬間に古いキャッシュを消去し、すぐに反映 |
新しい部品の追加 | △ 要開発 プラグイン選定やテーマ構築の手間・開発が必要 | △ 要開発 新しい表現を足すたびに画面側のプログラム開発が必要 | ◎ 画面内で完結 管理画面の中で新しい部品(コンポーネント)を直接自作可能 |
費用 | ◎ 画面内で完結 管理画面の中で新しい部品(コンポーネント)を直接自作可能 | △ 複合コスト CMSの月額利用料 + ビルド実行費用がかかる | ◎ 無駄なし 固定費ゼロ。使った分だけ支払う「従量課金」のみ |
使った分だけ。無駄な固定費を抑える費用構造
EDGE CMS は、24時間365日動かし続けるレンタルサーバーや専用サーバーを一切契約しません。
訪問者がサイトを開いた瞬間だけプログラムが動き、処理が終わればすぐに停止するクラウドの仕組みを採用しています。
月額の「サーバー固定費用」がありません
従来のCMSのように「アクセスが少なくても毎月定額で数万円」といった固定費は発生しません。
費用は、実際に動いた処理・データベースアクセス・画像配信の「使った分だけ(従量課金)」で決まります。
サイトの成長に合わせた、無駄のない運用が可能です
立ち上げたばかりでアクセスが少ない時期は費用も極めて小さく抑えられます。
事業やサイトの拡大に合わせて自然にスケール(規模拡張)できるため、初期投資のリスクを最小限に抑えられます。
アクセス急増時も、サーバー増強作業や急激な費用高騰を防ぎます
テレビ放映やSNSでの拡散でアクセスが急増しても、慌ててサーバーを増強する作業は不要です。
世界中の配信拠点が応答結果を保管(キャッシュ)して直接返却するため、データベースの負荷も抑えられ、インフラトラブルや予期せぬ作業コストが発生しません。
ご利用料金・お見積りについて
EDGE CMS は受託制作の基盤として、1案件ごとに最適なデプロイ(システム構築)を行って納品いたします。
月々の運用コストは、想定されるアクセス数やコンテンツ量、更新頻度によって変わります。
現行サイトの規模やご要望をお伺いした上で、個別にお見積りを作成いたします。
実測データが示す、表示の速さ
ページの表示結果をネットワーク拠点(エッジ)に保管(キャッシュ)する前と、保管した後の応答時間の実測値です。
ページ | 保管(キャッシュ)前 | 保管(キャッシュ)後 |
|---|---|---|
トップページ(27部品) | 407ms | 47〜54ms |
部品の一覧(97部品) | 380ms | 41〜74ms |
お知らせ | 122ms | 36〜51ms |
※ 東京から連続して計測した中央値で、通信の接続にかかる時間は除いています。
※ 2026年9月のリニューアル後(トップページの部品数が34個に増加)の最新実測値は、中央値 70ms(最小 60ms)です。
60秒間の保管と、更新時の即座な破棄
公開ページを表示した結果を60秒間だけ一時保管(キャッシュ)し、2回目以降のアクセスにはその結果を素早く返します。管理画面で内容を更新・保存した瞬間に古い保管データを消去するため、次にアクセスした人には即座に新しい内容が届きます。
データの正確さを検証済み
一時保管から返した内容と、その場で組み立て直した内容が、44,478バイト(1バイトの狂いもなく)完全に一致することを確認しています。
処理時間は「外から」いつでも確認できます
どの処理に何ミリ秒かかったかは、Server-Timing ヘッダー(ブラウザの通信調査ツールなどで、サーバー内の処理時間を外部から確認できる仕組み)として出力されています。「速いはずだ」という推測ではなく、いつでも数値で計測して確かめられます。
ご導入前にご確認ください
EDGE CMS は万能ではありません。 導入後のギャップを防ぐため、現在の仕組みにおいて「向いていない用途」や「できないこと」についても隠さずお伝えしています。
時刻を合わせた「完全同時公開」を行いたい場合
サイトごとの安全性を保つため、「1つの公開サイトにつき1つのシステム設置(デプロイ)」という設計になっています。複数サイトを1つの管理画面に集約して一元管理するような使い方には向いていません。
※ デプロイ:プログラムやデータベースをサーバー環境に配置して動かせる状態にすること。
1つの管理画面で、複数のWebサイトをまとめて運用したい場合
サイトごとの安全性を保つため、「1つの公開サイトにつき1つのシステム設置(デプロイ)」という設計になっています。複数サイトを1つの管理画面に集約して一元管理するような使い方には向いていません。
※ デプロイ:プログラムやデータベースをサーバー環境に配置して動かせる状態にすること。
アクセスが極めて少なく、初回の読み込みも速くしたい場合
しばらく訪問者がいない状態から最初にアクセスがあった際、処理を動かす準備時間(コールドスタート)として 0.3〜0.5秒ほど かかる場合があります。なお、継続的にアクセスがあるサイトではこの待ち時間は発生しません。
※ コールドスタート:休止状態のプログラムを立ち上げて実行準備を整える処理のこと。
会員機能や問い合わせフォーム受取口をCMS内に持たせたい場合
公開サイト側のログイン機能や、フォームからの送信データを受け取るサーバー機能は備えていません。問い合わせフォーム等を設置する場合は、外部サービス(Formrun等)との連携が必要です。
見たまま編集できる直感的な操作性から、チームでの安全な運用体制、検索・AIへの最適化まで。
現場でのWebサイト制作・運用を支える機能を詳しく解説しています。
